ペルーの名所その3:ナスカの地上絵

ペルーの名所その3は、大人気「ナスカの地上絵」

マチュピチュに次いでペルーで人気のある名所のひとつにナスカの地上絵があります。

ナスカの地上絵とは、ナスカ川とインヘニオ川に囲まれた乾燥した盆地状の高原の地表面に「描かれた」巨大な幾何学図形や動植物の絵のことを言います。
 
この地上絵はアメリカ人の考古学者、ポール・コソック博士により発見されました。

その後、コソック博士の助手を務めていたドイツの数学者、マリア・ライヘ女史が終生ナスカに住み、地上絵の解明作業と、保護を行うようになりました。

上空からしかその全体像を見ることが出来ない巨大な地上絵は、「いったい何の目的で描かれたのか」、そのことは現在でも大きな謎となっています。

ナスカの地上絵が描かれた目的は諸説ありますが、ここにいくつか紹介させていただきます。

 

1.歴訪関連説

地上絵のうち、何本かの直線が夏至や冬至の日の太陽の軌跡に一致することや太陽の運行に関係すると思われる線が多数あることなどから、農耕の時期を知らせるためのカレンダー(暦)ではないかという説で、マリア・ライへ女史などが唱えています。

しかし、数百本という線から構成される地上絵で天体の運行と一致するものはあまりにも少なく、この説では、その一致しない地上絵の説明は全くつかないため、現在この説を単体で支持する学者は少なくなっています。

2.公共事業説

この説は、ワリ「帝国」の研究で有名なW.イスベルが唱えたもので、地上絵を描く作業のために人夫を徴用し、その労役に対する報酬として食料を渡すことで地域内の食料を人々に再配分するといった、いわば公共事業の対象として地上絵の作成が行われたとする説です。

3.儀式説

「ナスカの地上絵は一筆書きになっており、それが雨乞いのための楽隊の通り道になった」という、雨乞いの儀式のために地上絵が描かれたとする説です。現在も続く行事の中には、人々が雨乞いのために一列になって同じ道を歩くものがあり、これと同じく道筋としてナスカの地上絵が作られた可能性があるという考え方ですが、動物の地上絵の線は幅が非常に狭く、人が歩くには適していないという意見もあります。

しかし、ナスカにはない、エクアドル産の貝殻で古代に雨乞いの儀式に用いられたと思われるものが多数地上絵の周辺で見つかっていることから、この説が有力だとする向きもあるようです。

 

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その他にも、宇宙船が上空から着陸位置を確認するために描かれたとか、宇宙人との交信のために描かれたものだといったような説もありますが、どの説が正しいのかは未だ謎に包まれたままです。

もう一つの謎として、「あの巨大な地上絵は、いったいどのようにして描かれたのか」といことが挙げられます。

こちらは現在、「拡大法」という説が有力です。

この方法は、十分な大きさの原画を描き上げた上で適当な中心点を取り、そこを起点にして放射線状に原画の各点を相似拡大する方法です。

この方法を用いて小学校の算数の総合学習でナスカの地上絵を再現させた日本の大学の准教授がいます。

九州産業大学工学部の諫見泰彦(いさみ やすひこ)准教授は、児童に画鋲2個と糸1本のみで、グラウンドや体育館で20回以上にわたり、ナスカの地上絵の再現を行わせました。

児童は15名から160名で、いずれも開始後150分以内で再現に成功したのでした。

このナスカの地上絵を題材とした学習方法は、算数の単元「比例」と測量技術とのつながりを体験的に学ぶことができるという理由から、科学技術振興機構の地域科学技術理解増進活動推進事業に採択され、全国各地の小学校や科学館等で実施されるようになりました。

そして、基礎科学教育分野の優れた実践研究成果として第5回小柴昌俊科学教育賞を受賞しました。

この研究成果により、日本の小学校レベルの算数の知識があれば、地上絵の描画は充分に可能であることが証明されたのでした。

 

いろいろと興味深いナスカの地上絵。そんな世紀の謎を実際一目見ようと世界中から観光客が訪れる、名所中の名所といえます。

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