マチュピチュ・高山病について

マチュピチュ遺跡の観光と高山病

観光資源が豊富なペルーですが、マチュピチュ(約2400m)、クスコ(約3400m)、プーノ(チチカカ湖、約3850m)といった高地にも多くの観光地があります。

そこで心配されるのが高山病です。

このページでは高山病について、その症状や予防法などを説明させていただきます。

高山病とは

高山病とは、低地から高地に上がった時、その低気圧、低酸素状態に身体が順応できないことが原因で起こる一連の症状を言います。

低地から2500メートルの高地に短時間で移動した成人の約25%に、何らかの高山病症状が認められると言われています。

特に低地から飛行機で一気に高地へ上がると症状が出やすくなりますので、クスコやマチュピチュを観光するために航空機を利用することが多い観光客の方たちは、高山病に対する注意、予防が必要です。

高山病の初期症状は、頭痛、呼吸浅薄感、食欲低下、腹部の膨満感などで、就寝後も眠りが浅く、頻繁に目を覚ます不眠感も典型的な症状です。

高山病は重症化すると肺に水が溜まる「高地肺水腫」や脳がむくむ「脳浮腫」となり、すぐに適切な治療を受けると共に、急いで低地へ下がらないと死亡に至ることがあります。

高山病の発症はその日の体調などによっても左右されるため、無理な日程は禁物です。特に高地に到着した初日は十分な休養を取るようにしましょう。過去に高地で高山病にならなかったことは、今回高山病にならないと言う保証にはなりません。

過去に高山病の経験のある方は、特に注意を要します。また低酸素状態は心臓や肺に大きな負担をかけるため、心臓疾患や肺疾患のある方は事前に医師に相談されること強くおすすめします。

高山病の予防

(a)高地に到着後、初日は十分な休養をとる。(余裕のある計画を心がける)。もっとも大事なことは"ゆっくり、ゆっくり"と行動することを心がける。

(b)水分を十分に摂る。

(c)高地では低気圧、低酸素のため消化機能が低下するので、腹7~8分目に心がける。炭水化物を多めにとり、脂肪分は控えめにする。

(d)アルコールの摂取はできるだけ避ける。睡眠薬の使用も控える。

(e)高山病予防薬について
アセタゾラミドAcetazolamide(スペイン語ではAcetazolamida、日本での製品名ダイアモックス: Diamox)の内服は高山病の予防効果がある他、頭痛や不眠などの高山病の初期症状を改善させる効果があります。

日本では緑内障の薬として医師の処方箋を必要とする医薬品ですが、ペルーの薬局では”Acetazolamida 250” という薬品名で処方箋なしでも購入することができます(リマ空港内の薬局でも購入できます)。

予防薬としての用法・用量にはまだ定まった基準がありませんが、高地へ行く直前から開始し、高地にしばらく滞在するのであれば数日間飲み続けるのが一般的です。

用量は成人1回125~250ミリグラムを朝と就寝前の2回服用します(日本人の場合は1回125ミリグラムでよいと言われています)。ペルーでは1錠250ミリグラムの物が売られていますので半分に切って服用します。服用後、手指にしびれ感を感じることがあります。

体内のK(カリウム)が低下する傾向にあるので、バナナやオレンジなどを食べると良いでしょう。またアセタゾラミドには利尿作用(尿の量を増やす作用)があるので、水分を十分に補給してください。高血圧や心臓病、糖尿病等慢性疾患をお持ちの方は内服前に必ず医師に相談してください。

またアセタゾラミドは『高山病にならない薬』ではありません。あくまでも、余裕のある日程、体調管理、水分の補給や飲食、アルコールなどへの注意がより大事であることは言うまでもありません。

(注)『SOROJCHIPILL(ソロチピル)』について
ペルーの薬局で『高山病の薬』を求めると、必ずと言っていいほどこの『SOROJCHIPILL』を勧められます。このソロチピルの組成はアスピリンとその前駆物質及びカフェインで、これは一般に市販されている頭痛薬とほぼ同じです。当然の事ながら頭痛薬ですので、高地での頭痛には効果があると思われますが、前述のアセタゾラミドのような高山病予防効果はありません。また、継続的に飲み続けるのは、特に胃腸の弱い方にとってはお勧めできませんし、アスピリンにアレルギーのある方、カフェインで眠れない方などは注意が必要です。

高山病が発症したら…

もし高山病の思い症状が出た場合、現地病院へ行き診察してもらうこともありますし、緊急で高地から低地に搬送を要することもあります。

これらの民間医療機関での治療や搬送には多額な費用が必要となりますので、海外旅行傷害保険に加入されることを強くお勧め致します。保険に加入されていない場合、適切な搬送や治療が行えないことがありますのでご注意下さい。

弊社でお申込みいただいたお客様は、事前に緊急連絡先をお知らせいたしますので、苦しい時は我慢せず、弊社の現地スタッフへご相談下さい。

また、弊社ツアーは高度順応(少しずつ高度を上げて高地に体を慣らしてゆく)を考え、クスコ到着後、その日のうちにクスコより標高の低いマチュピチュヘ移動するコースも多くございますので、お申し込みの際にご一考いただければ幸いです。

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